敷金とは、家賃及び退去時の補修費を担保する意味で、大家さんに預けている金銭のことです。家賃を滞納した場合や退去時に、大家さんに損害を与えた場合差し引かれるお金です。決まりはありませんが、敷金は家賃の1ヶ月〜3ヶ月が基本です。退去時の精算の際に、「敷金から差し引く」と言われることがあります。これは、大家さんに預けた敷金から、その金額を差し引くということです。
例:家賃6万円 、敷金12万円のマンションの場合。
契約時支払金 敷金12万円+家賃6万円+仲介手数料6万円
退去時の精算 敷金12万円−補修費5万円=入居者返金 7万円
※一般住宅に限れば保証金と敷金は、ほぼ同じ意味を持っていることが多いのですが、事業用などで預かる保証金の場合は、法的に違う意味を持ちます。
退去時には現状回復が必要となります。この現状回復のために借主が負担すべき費用を、敷金から差引くことになります。
※現在
東京都では「東京ルール」に従い、@経年変化及び通常の使用による損耗・キズ等の復旧ついては原則貸主がおこないます。A借主の故意・過失や通常の使用方法に反する使用など、借主の責任によって生じた住宅の損耗やキズ等を復旧する場合、その費用を借主が負担します。
一般的には、退去時の借主の故意・過失などによる補修費及び、専門業者によるお部屋のクリーニング代金を敷金から充当します。契約時によく確認してください。
契約時に家主に支払う礼金は、東京を中心として広がった習慣です。
礼金は
契約を解約(退去)しても返金されません。
毎月、家賃と一緒に支払う費用。共有部分(廊下・玄関ホール・エレベーター・共有の電気代)などの維持管理に使われます。当然、エレベーターなど設備があればその分の共益費も含まれます。
契約時に、契約を仲介した業者に支払う手数料のことです。基本的に家賃の1ヶ月分(共益費・管理費などは含まない)、手付金の段階でキャンセルした場合は、基本的には仲介手数料は請求されません。また、取引態様が貸主の場合は、仲介手数料は発生しません。
礼金、敷金などの制度を取り入れている関東では一般的ですが、関西ではあまりなじみのない慣習です。これは、契約期間の満了毎に契約を更新する際に貸主側に支払うお金です。多摩地域での更新料は新家賃の1ヶ月分が多いと思われます。
建物の賃貸借契約を結ぶ際に、家主や管理業者・仲介業者の指定の保険に入ることを条件とされる場合が多いようですが、ご自身のためにも必ず入った方がいいでしょう。一般に火災保険と呼ぶ人が多いようですが、実際は住宅総合保険に加入しているケースがほとんどです。火災のためだけではなく、盗難や水もれなどその他にも多くのオプションがついています。知らないと使える時に損をするので、よく内容を確認しておきましょう。
契約をすれば当然家賃が発生しますが、この家賃発生日は契約日、または翌日から発生します。この家賃を日割り家賃と呼びます。入居日から発生する場合もあります。
計算は、(家賃+共益費)÷30日(注意1)×残日数=日割り家賃。この時家賃以外に水道代や車庫代も契約で定まっていれば家賃に足し計算します。(注意1:30日は、1ヵ月の日数の関係で31や28で割る事もあります。)
厳密な区別はありませんが、3階建以上の鉄骨や鉄筋コンクリート構造の共同住宅を指すことが多いです。
関西では本来、木造の2階建の共同住宅のみをアパートと呼びますが、関東などでは2階建以下の共同住宅を指すことが多いです。、ハイツ、コーポなど全てを指します。
軽量鉄骨造りの共同住宅をハイツと呼びますが、当社ではアパートに分類します。
文化住宅のこと、2階建の木造の共同住宅をこう呼びますが、当社ではアパートに分類します。
屋根裏部屋という意味があるのですが、部屋の天井を高くして梯子などをかけ上にもうひとつ設けた空間です。
マンションなどで上と下の階をくっつけて1戸にし、部屋の中に階段を設けたもの。1戸建のような感覚でお住まいになれます。
転勤者向けに貸す物件をリロケーション物件と呼びます。この物件は、貸主も転勤者で転勤の間に貸す場合が多く、契約期間が限定されていたり契約の更新ができないなどいろいろな制約があり、法人契約でないと貸さないところが多いようです。
相場からかけ離れた家賃の広告は、おとり物件と思って疑うことです。なぜなら貸主は家主業として利益を上げなくてはなりません。慈善事業でしているのではないのです。格安物件の広告はまずおとり広告か、いわくつき又は条件の悪い物件と考えるのが正しいでしょう。そんな広告を見て電話すれば「あります、来店して下さい」と言い、訪問すればいろんな事を言いながら違う物件を薦めます。こんな所はすぐに退散しましょう。しかし実際に安い物件もあります。日当たりが悪いとか、駅から離れているとか、安い理由を聞きご自身が納得すればそれもよし。電話で大体の住所も教えてくれない業者は避けましょう。当社の広告はすべて物件名、住所などを明記しています。万一、情報内容が事実と異なる場合はご連絡下さい。必ず調査しご報告致します。
幼児を連れての買い物が楽
1階は絶対いやだと言う方がいますが、これはこれで捨てたものではありません。幼児を連れて買い物に行くときは、ベビーカーを担ぎ、子供を抱き、買物袋を持って階段の登り降り…これは大変です。パワーに自信がない方は1階をおすすめします。しかし、エレベーターがあれば話は別です。ただしエレベーター付きの住居は共益費が無いところに比べ家賃が少し高いのがネックです。
子供ができた時よけいな気を使わなくても済む
1階だと下に人が住んでいないので、子供が少々ばたばたしても迷惑がかかりません。子供の走る音などで下の階の方と喧嘩になり、引越しする方も結構います。下の階の方にも小さな子供がいるとお互い様なので、もめごとにもならないようですが、やはり限度をわきまえましょう。
日当りが悪いと病気になる?
1階で日当りが悪く風通しが悪いと、カビやダニが発生しやすく、アレルギー性の病気やアトピーにかかりやすいといわれています。また、幼児は特に敏感です。賃料が安いからといって1階を借りると、思わぬ治療費がかかり結局安くないかもしれません。
新築は家賃が安い?
バブルの時に建築された物件より、新築の方が安い場合も結構あります。バブルの時に投機目的で建てられた物件は、土地の仕入、建物の建築費が高いため、結果的に賃料を高くしないと家主がローンを返せないからです。逆に今は金利も低く投機目的でなく、資産活用で自分の土地に建てる方が多くなるため、このような現象が起こります。また分譲マンションもバブル期に比べ安くなり、賃料が高いと買う方へシフトするために3LDKのタイプなどは高い賃料の設定ができないことも大きな要因のひとつです。
むだな家賃が省ける
新築は完成の3ヶ月前くらいから募集しているので、早めに契約しても家賃がすぐに発生せず、無駄なカラ家賃を払わなくて済みます。
隣人に気を使わなくてもよい
古いマンションだと新しい入居者に、やたらうるさい事を言う人がいたりしますが、新築なら安心です。みんなが新人だからです。また、新婚向けの2DK・2LDKタイプだと同年代の人が多く友達になりやすくて、子供の公園デビューも一緒にできるので安心ではないでしょうか。
引越しが遅れる
新築の物件は雨などの天候に左右され、工事がよく遅れます。特に早くから契約した場合などは、何度も完成時期をずらされて憤慨する方もいるのですが、新築は遅れるものだと考えて契約に臨みましょう。挙式の日に間に合わないこともありますが、最初から工期の遅れを多少考慮して、仲介業者と連絡を密にとり、引越しのスケジュールを立てればまず大丈夫でしょう。
来客するお客さんは決まって駅から近くで徒歩圏内、住環境の良いところ、家賃が安いところで探してほしいと言います。しかしこの条件の定義に個人差があり、判断が非常に難しいのが現状です。おおまかに見れば、きっと静かな住宅地でゴミゴミしてない所が環境の良いと思うのですが、そこで少し発想を転換してみましょう。多摩地域、特に中央線主要駅の周辺は商業地域に指定されていて、静かな所というには程遠いのです。駅周辺から徒歩5分ほどで住宅地になりますが「安い・近い・環境が良い」と、すべて揃った物件はあまりありません。主要駅から私鉄、バス等を利用して徒歩の時間を短縮するのもひとつの方法です。多摩地域には静かな所もかなりありますが、都心に近づくにつれ家賃や車庫代が高くなるので、その辺も考慮して総合的に判断されるよう願います。ご参考までに。
挙式までまだまだと思っていても、式の準備などであっという間に時が過ぎます。まず最初に、部屋探しに何日使えるかを考え、休日を計画的に使いましょう。
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