まずはじめに会社がある昭島市のことで一言。
　昭島市は東京都の西側に位置し、武蔵野台地が多摩丘陵と接する付近にあります。　北には玉川上水、南には多摩川が流れていて昔から水には恵まれている地域です。　知らない人が結構いることと思いますが昭島市は東京では唯一水道水を100％地下水から賄っている大変貴重な市です。 東京都の水道水は、都内に流れる利根川水系と多摩川水系、そして地下水に求めています。　したがって基本的に川の水を濾過した水と地下水をブレンドした水を飲んでいるのです。
　昭島市は市内に蓄積された豊富な地下水を150〜250ｍの深井戸から汲み上げて水道水にしているので、水質も非常に良好で冬は暖かく、夏は冷たくとてもおいしい水と言われています。

　そしてこの地下水だけを100％水源とする水道は今や東京都内では昭島市だけとなりました。　ほかの市は昭島市を除いて東京都の水道事業に統合されてしまいましたが昭島市は市独自で水道事業を展開しています。　昭島の水は今でもここ昭島市の職員たちの弛まない努力によって守られています。

　 右の写真は昭島市にある東京都の多摩川上流水再生センターです。　おいしい地下水を確保するためにもう一つ重要なことは、化学物質や汚染物質を地下に浸透しないよう防ぐことです。　私たちの健康の基本である飲み水、水道問題はその背後に人々が無意識に流している石鹸カスや科学物質、トイレ等に流す汚物などの生活排水と密接にかかわっています。　今後も一人ひとりが節水と排水に心がけ、いつまでもおいしい地下水100％の水道が続けられるようにしたいものですねぇ。　水道のお話はまたの機会に…