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払沢の滝と時坂峠

 ゴールデンウィークに家族で檜原村に行ってきました。 檜原村は東京都の一番西に位置しています。
  檜原村の周囲は急峻な山嶺に囲まれ、90%以上が林野で平坦地は少なく、大半は秩父多摩国立公園に指定されています。 檜原村の最高峰三頭山を源流とする南秋川と、その北東にある月夜見山を源流とする北秋川の二つの流れが合流して秋川となります。

 この秋川の恵みと豊かな森林資源に支えられて村民の生活は営まれてきました。 村内の森林帯には多くの自然林が残され、山域にはたくさんの野生動物が生息し豊かな自然を保っています。近年、村にも都市化の波が押し寄せてきていますが、独自の伝統と文化を支えとした生活がここにはまだまだ残されています。

佛沢園遊歩道には売店もあります
遊歩道には売店もあります

郵便局風なショップ
郵便局風なショップ
 秋川の川筋に沿って檜原街道を西に進み、南北秋川の分岐点である本宿(もとしゅく)で右へ進路をとれば「払沢の滝」や「神戸岩」などの景勝がある北秋川流域にでます。 また左にコ−スをとり南秋川沿いに街道を進めば兜づくりの屋根が並び、温泉センタ−も完成した「数馬の里」に達します。

  払沢の滝は「日本の滝百選」にも選ばれている檜原村最大の観光名所です。4つの段を合わせると全長60メートル、流れ落ちる姿は雄大で、迫力に富んでいます。 しかしながら上の方は木々に覆われてその全容は見えません。滝壺の近くから見上げる最下段の滝(26メートル)の姿は雄大で美しく、滝壺には大蛇が棲むという言い伝えがあります。
 夏には滝を幻想的な演出でライトアップする「払沢の滝まつり」が催され、冬には滝全体が結氷し、その見事な氷の造形美はニュース、新聞紙上でも放送されます。 詳しくは檜原村の概要、ハイキングコースなどを紹介しているホームページがありますので参照ください。 http://www.vill.hinohara.tokyo.jp/

時坂峠の茶屋
           時坂峠の茶屋

茶屋からの景色
          時坂峠からの景色

 
払沢の滝
払沢の滝

払沢の滝 全景
払沢の滝全景

 またホームページには払沢の滝ライブ映像なども公開してるので一度にアクセスしてみるのもいかがでしょうか。
 時間があれば時坂峠へ行ってみるのも良いでしょう。 むかし甲州へ通じる道は小仏峠ではなく、檜原村の浅間尾根を通る甲州道中が主な道だったそうです。 そして村の人々は太平洋戦争末期までこの尾根を生活の路に毎日使い生活していました。

 
檜原の人の生活に密着していた大切な峠道が時坂峠です。 檜原の中心本宿から佛沢の滝へ入ってその道沿いに車を走らせればすぐ到着です。 そこから見える大岳山、鋸山、三頭山の景色もとてもきれいです。 また峠小屋の主人の手作りうどんも山の湧き水でキンキンに冷やして出してくれますので一度食べてて見る価値はあります。
払沢の滝案内看板

 
2007.05.26配信
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