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西立川駅周辺の自慢話(オタク編)

 ここ1カ月間諸事情により電車で通勤している私は西立川駅ホームの発車時に流れてくるユーミンの「雨のステイション」のメロディを聞きながら毎朝通勤しています。当初から思っていたことですが、西立川という駅は、多摩地域で乗降客数がトップになった「立川」駅の次の駅の割には何も無いさみしい駅です(*_*)
昔はこの駅の北側が立川基地だったので、この周辺の商店街はアメリカ軍のおかげで結構活気があったみたいですが、日本に返還後昭和記念公園となったおかげ?で駅の北側は住民がおらず (公園ですから…) ちょっといびつな街になったように感じています。
昭和記念公園西立川口
昭和記念公園西立川口
雨のステイションの石碑
雨のステイションの石碑
 松任谷由実さんの「雨のステイション」は立川に米軍の基地があった頃、この基地内にあった「スピード」というディスコで朝まで遊んだ帰りにシトシトと降る雨の西立川駅で始発を待つ自身の心情を詩にしたものだそうです。ユーミンのエッセイ集「ルージュの伝言」には「秋とか、冬とかだと、まだ真っ暗じゃない。 霧がすこし深いわけ。信号の色で街じゅうが変わっちゃうのよね。信号が変わるたびに街が赤になったり、青になったり。アスファルトがぬれていて。だからグルーミーな景色というのがとっても好きなの。『雨のステイション』というのは、雨といってもザアザア雨じゃなくて、霧雨というか、シトシト雨で、西立川のお話なのね」と当時の心情を語っています。
 八王子の呉服店の娘さんであるユーミンの歌には中央フリーウェイなど多摩地域をイメージさせるものが多いのですが、この曲もそうです。駅で流れるメロディのテンポが速く少し不満ですが「雨のステイション」の歌碑がこの駅を出た所にあります。改札口を降りて昭和記念公園口に向かって歩道橋を歩いた先のすぐ右手です。自筆の歌詞を自然石に彫ってありますのでぜひ立ち寄ってみてください。ユーミンをこよなく愛すファンには必見です。

西立川駅 原風景の記憶のプレート
西立川駅 原風景の記憶のプレート

残堀川を渡る青梅短絡線と青梅線
残堀川を渡る青梅短絡線と青梅線

 もうひとつの西立川駅の自慢?は青梅短絡線です。 私は貨物引込線と呼んでますが正式な名称は短絡線と呼ぶそうです。 簡単に言うと立川駅から西立川駅を結ぶ連絡線です。この路線があることによって中央線と南武線と青梅線の三路線がスムーズに移動でき、ダイヤを組む際に非常に大きな役割を果たしているとのことです。 横田基地に運ぶ航空機、軍用機のジェット燃料もこの線を使って運ばれています。 上り下りの双方向可能な単線です。 これもまた鉄道ファンには必見です。

 
2010.02.14配信
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