私の自宅の近くには玉川上水があり、上水沿いには緑道が整備されています。 今でも近くの住民の散歩コースとして親しまれています。 西武国分寺線「鷹の台」駅から西武拝島線「東大和市」駅までの緑道はロマンス通りとしてウォーキングやデートスポットに人気の場所です。
この玉川上水は今から400年ほど前に、膨れ上がる江戸市民への飲料水を賄うため江戸幕府が多摩川から水を引くことを計画して引かれた人工水路です。 文献では承応3年(1654年)に玉川庄右衛門、清右衛門の二人の兄弟が完成させたといわれており、以後玉川上水と呼ばれるようになりました。 工事に入る前の計画に7年を費やし、完成までわずか12ヶ月という速さで掘った玉川上水はトラックやブルなどの土木機械がなかった時代にすべて人の手で作ったのです。 |