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玉川上水の遊歩道

 私の自宅の近くには玉川上水があり、上水沿いには緑道が整備されています。 今でも近くの住民の散歩コースとして親しまれています。 西武国分寺線「鷹の台」駅から西武拝島線「東大和市」駅までの緑道はロマンス通りとしてウォーキングやデートスポットに人気の場所です。
  この玉川上水は今から400年ほど前に、膨れ上がる江戸市民への飲料水を賄うため江戸幕府が多摩川から水を引くことを計画して引かれた人工水路です。 文献では承応3年(1654年)に玉川庄右衛門、清右衛門の二人の兄弟が完成させたといわれており、以後玉川上水と呼ばれるようになりました。 工事に入る前の計画に7年を費やし、完成までわずか12ヶ月という速さで掘った玉川上水はトラックやブルなどの土木機械がなかった時代にすべて人の手で作ったのです。
玉川上水宮の橋付近
早春の玉川上水(立川市砂川町)
桜の開花を待つ羽村の堰
桜の開花を待つ羽村の堰(2007年3月)
 
羽村の堰
羽村の堰(2007年3月)
 玉川上水は取水口である羽村の堰から四谷大木戸までの43kmの区間に及びますが、この間の落差が小さく勾配が緩やかなため、うまく水を流すのに苦労したと伝えられています。今でも多摩地域には工事中に失敗を繰り返した工事跡等が発掘されています。
  江戸幕府は玉川上水完成後、その管理を厳しく行い、水浴びや魚取り、洗い物、ごみ捨てなどを一切禁止しました。 また玉川上水からは、いくつもの分水が引かれこのことが多摩周辺の開発に大きな役割を果たしました。現在、玉川上水緑道として整備されているのは、三鷹市の牟礼橋から福生市の平和橋までの23.8kmの区間です。 小金井公園等の名所、旧跡地も多く大変人気のスポットです。

 
2007.03.17配信
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